こんにちは!ひ~ちゃんママです。
高等学校の卒業式は、人生の中での大きな節目の一つです。
答辞は、高等学校の生活を終えて、大きく次のステップに羽ばたく一歩を踏み出す日に、卒業生代表として多くの方からの祝辞に答えるために、生徒会長が述べたり、または代表者が述べたりする言葉です。
生徒の代表として述べるという意味では、大変光栄であり、また重責でもあるでしょう。
どんな構成で、何を言えばいいのか分からないと思っているあなた。
できれば聴いている人に感動を与えたいと思っている生徒会長の皆さん。
大丈夫ですよ。
今回は、そんな悩みを解消する秘策を教えます。
答辞のポイントや感動する内容、そして例文もいくつか載せますので、ぜひ参考にして見てくださいね。
高等学校卒業式答辞の原稿を書くにためには
卒業式の答辞を書くことになったときは、ぜひ次の様な手順で進めましょう。
- 先生にお願いして、今までの答辞の原稿の見本をみせてもらう。
- 原稿を書いて先生にみてもらう。
- 原稿を清書して、読む練習をする。
少し解説しますね。
1 先生にお願いして、今までの答辞の原稿の見本をみせてもらう。
今までの答辞は、学校に保管してあります。
先生にお願いして、いくつか参考になる例文を見せてもらいましょう。
先生によっては、前もって参考にするとよいものを見せてくださったり、コピーして下さったりするでしょう。
学校によって、しきたりがあったり、伝統的な形式があったりします。
事前にしっかり聞いておきましょう。
2 原稿を書いて先生にみてもらう
原稿は書いたら、必ず先生にみてもらいましょう。
担任の先生ではなく、国語科の先生にみてもらうこともあるでしょう。
直していただいたら、自分の言い回しに合うかどうか確かめて、清書しましょう。
3 原稿を清書して、読む練習をする
原稿は清書して、読む練習をしっかりしましょう。
時間もある程度、決まっていると思います。
時間を計って、本番と同じような気持ちで練習しましょう。
言い回しが、自分に合わない場合や、言いにくくて間違えやすい場合は、同じ意味を持つ言葉になおしてみましょう。
原稿を直すのが難しい場合は、先生に相談すると良いと思います。
高等学校卒業式答辞の構成のポイント
卒業式は、卒業生を祝う学校にとって最も大きな行事です。
卒業生を祝うために、来賓や保護者の方々など多くの方が参列します。
したがって、答辞では、どの方にも感謝の言葉を表す事が重要です。
毎日教えを受けている先生方は勿論、保護者の方々、部活動などの指導者、地域の関係者などが参加されます。
また、在校生も参加しますね。
これらの方々へ、一緒に活動した思い出や、指導していただいた思い出や苦労、感謝の思いを内容に含めるようにしましょう。
答辞は一般的に次の様な構成にします。
①季語の挨拶
②卒業式挙行に対するお礼
③出席者へのお礼2 3年間の思い出
①3年間の成長や仲間と築いてきた思い出
②在校生との思い出3 今後の決意
①未来への希望や夢など
②在校生へ託す言葉
4 感謝のことばと今後の指導への願い
①先生や地域の方、お世話になった方々への感謝
②今後の指導のお願い
5 終わりの言葉
簡単に解説していきますね。
1 初めの言葉
初めの言葉では、①季語の挨拶と②卒業式を開いてもらったことへの感謝の気持ち③出席していただいたお礼を述べます。
2 3年間の思い出
3 今後の決意
4 感謝の言葉
最後に感謝の言葉を述べ、今後の指導をお願いします。
5 終わりの言葉
締めの言葉です。
聞いている人に感動を与える答辞の内容
感動を与える内容にするためには、共感を得ることと驚きや新鮮さを与えることが重要です。
ポイントは3つです。
2 有名な人の言葉を入れる。
3 最後に思いを詩や言葉に託す
1 自分の成長の具体的なエピソード(特に失敗したこと)を入れる。
自分の成長のなかで、特に失敗したことや、悩んだことを具体的な言葉で入れると、聴く人の共感を得て、心に残ります。
あなたの3年間の中での苦悩や苦労、失敗したけど成功に繋がったことなどを入れるとよいでしょう。
2 有名な人の言葉を入れる。
有名なスポーツ選手の言葉を、中に入れて、自分と繋げて述べるのも、インパクトがあります。
例えば最近でしたら、イチロー選手の引退の時の言葉「後悔などあろうはずがない」などは、良いですね。
3 最後に思いを詩や言葉に託す
色んな、締めの言葉がありますが、「最後にこの言葉を贈って、答辞といたします。」と言って、詩を朗読するのも印象的です。
高等学校卒業式答辞直ぐに使える例文
本日は、私たちのためにこのように温かな卒業式を開いていただきありがとうございます。
ご多用の中ご臨席いただきました多くの来賓の皆様、先生方、保護者の皆様、在校生のみなさん、卒業生一同心から御礼申し上げます。この3年間を思い起こすと、本当に多くのことを学びました。私は、3年前この○○高校に入学した日を、昨日のようにはっきりと覚えています。伝統のある本校は、校門を入った瞬間に重厚な雰囲気と、反面生徒の自主性を大事にする自由な雰囲気が入り交じった心地よさを感じました。そして、新しい仲間との出逢いも鮮烈でした。県内の様々な中学から、この学校で学ぶことを願って入学してきた同級生は、一人一人がきらきらと輝き、それぞれが自分のしっかりとした主張をもち、一言話しただけで互いの良さが分かるそんな仲間との出逢いに、感動した日でした。あれから3年。本当に多くのことを学びました。3年に一度の文化祭では、各クラスが遅くまでアイディアを出し合い、企画を練り上げ、意見の違いがありながらも一緒に最後まで粘り強く仕上げました。また、体育祭では、上級生・下級生と協力して闘った思い出が、今も胸に焼き付いています。部活動では、毎日朝早くから練習に取組み、放課後も大会で良い成績を取りたいという思いで日々鍛錬に励んできました。その成果が県大会で花開き、見事優勝という栄冠を手にすることが出来ました。本当に充実した日々を送ることが出来たことは、幸せであり、満足しています。野球選手イチロー選手の言葉「後悔などあろうはずがない」という言葉は、そのまま私の言葉として発することが出来ます。「この3年間の高校生活後悔などあろうはずがありません。」この3年間、私たちはこの学び舎で、相手を思いやる心と、最後まで粘り強く突き進む力、そして自分を信じる思いを手に入れることができました。この学びは、今後の進む道に必ず生きることでしょう。
在校生の皆さんとは、部活動や体育祭、学園祭で一緒に汗を流したり、活動したりしたことが、心に残っています。部活動では、朝早くから一緒に走ったり、グランドを整備したりしました。7月の県大会に向けて、チームの結束を強めるために、練習を強化してきました。その中で、学年の壁を取り払った絆が生まれました。在校生の皆さん今までありがとう。そして、これからもこの○○高校の伝統を受け継いでいってください。
私は、この学校で学んだことを活かして、多くの人のために役立つ物作りを学ぶために、専門学校へ進学します。夢は、宇宙関係の仕事に就きたいと考えています。卒業生は、皆この学び舎で学んだことを胸に焼き付けて、大きく羽ばたいていきます。
本校は、自主自立を校風としています。在校生の皆さんは、自分で考え、自分で動き、自分で責任を持つというこの信念を、ぜひこれからも守っていってください。保護者の皆様、本当にこの3年間ありがとうございました。ちょうど思春期の私たちにとっては、お父さんやお母さんの心配する言葉にも素直になれず心ない言葉も発したと思います。そんな態度も大きな心で許してくださり、いつも優しく支えて下さいました。本当にありがとうございます。最後になりましたが、学校生活を支えてくださった全ての方に、改めて感謝申し上げます。
そして、これからも私たちを見守り、ご指導宜しくお願い申し上げます。
○○高校の、益々の発展を祈って、答辞といたします。
令和○年 3月10日 ○○高等学校生徒代表(氏名)
本日は、私たちのためにこのように盛大な卒業式を挙行していただきありがとうざごいます。
先生方を始め、多くの来賓の皆様、保護者の皆様にご臨席いただき、厳かに卒業できることを卒業生一同を代表して厚く御礼申し上げます。私たち卒業生にとって、この○○中学での3年間は、本当に思いでいっぱいの3年間でした。1年生初めて入学式で、この体育館に入ったときは、緊張感でいっぱいだったことを思い出します。初めての生徒会活動、初めての部活動、初めての定期試験、そして、多くの初めて会ったあ仲間。初めての事ばかりの中でも5月のクラス対抗球技大会は、とても思い出に残っています。自分たちで、練習計画を立て、自主的に集まり作戦を練ったり、練習方法を工夫しました。主体的な活動ができたことに、自身と誇りを感じたことをよく覚えています。3年生の時には40周年記念文化祭が開催されました。生徒会が中心となったこの文化祭では、全校生徒がアイディアを出し合って、多くの企画を考え実行しました。途中は、もう上手くいかないのではという挫折感も味わいましたが、最後は全校生徒で創り上げたという満足感でいっぱいでした。
このような多くの経験を積みながら、私たちは3年間で、自分の道を自分で切り開く力を身に付ける事が出来たことを誇りに思っています。在校生の皆さん、今日までありがとう。皆さんとは、部活動や体育祭、学園祭で一緒に汗を流したり、活動したりしました。
時には、辛く当たったこともあったかも知れません。でも皆さんと笑い合ったり、泣いたり感動したりしたことは、いつまでも心に残っていると思います。これからもこの○○高校の伝統を受け継いでいってください。
私達186名の卒業生は、それぞれが異なる道に進みます。しかし、この学校で学んだことを活かして、自分の力で大きく羽ばたいていきます。温かく、そしてときに厳しく五指小津くださった先生方、ともに学び遊んだクラスメート、部活動を通して苦楽をともにした同級生の仲間、先輩・後輩たち。本当に充実した3年間でした。ありがとうございまいsた。
最後になりましたが、学校生活を支えてくださった全ての方に、改めて感謝申し上るとともに、○○高校の、益々の発展を祈って、答辞といたします。
令和○年 3月10日 ○○高等学校生徒代表(氏名)
この佳き日に、私たちのためにこのように盛大な卒業式を挙行していただきありがとうざごいます。
先生方を始め、多くの来賓の皆様、保護者の皆様にご臨席いただき、厳かに卒業できることを卒業生一同を代表して厚く御礼申し上げます。入学した頃は、引っ込み思案で学習にも全く意欲がなかった私ですが、部活動で仲間と一緒に汗を流しながら過ごした3年間で、県大会での優勝を手にすることができました。3年に一度の文化祭では、クラス一丸になって創り上げた壁一面の壁画。遅くまでアイディアを出し合い、意見の違いがありながらも一緒に最後まで粘り強く仕上げました。体育祭では、上級生・下級生と協力して闘った思い出が、今も胸に焼き付いています。修学旅行では、自由行動の際にグループで乗るバスを間違えて目的地に付けなかったこと。この失敗は、今では仲間との笑い話になり本当に良い思い出になっています。この3年間で、私たちが大きく成長したことの一つに、相手を思いやる心と、最後まで粘り強く突き進む力、そして自分を信じる思いです。在校生の皆さんとは、部活動や体育祭、学園祭で一緒に汗を流したり、活動したりしたことが、心に残っています。・部活動では、朝早くから一緒に走ったり、グランドを整備したりしました。7月の県大会に向けて、チームの結束を強めるために、練習を強化してきました。その中で、学年の壁を取り払った絆が生まれました。在校生の皆さん今までありがとう。そして、これからもこの○○高校の伝統を受け継いでいってください。私たちは、この後、様々な道を歩いて行きます。これから私たちが歩む道はけっしてヘイ尾端では無いと思います。しかし、でこぼこ道も険しい道も楽しみながら乗り越えられるような自由な発想と強い精神をこの3年間で培ってきました。きっと誰もがみな、たくましい人生を切り開いていくことと思います。
先生方、在校生の皆さん、ここまで育ててくださったお父さん、お母さん、3年間本当にありがとうございました。私たちの学校生活を支えてくださった全ての方に、改めて感謝申し上げます。そして、これからも私たちを見守り、ご指導宜しくお願い申し上げます。
最後に、△△高校の益々の発展を願って、答辞といたします。
令和2年3月10日
○○高等学校生徒代表(氏名)
挨拶文の印刷の仕方
挨拶文印刷用紙
原稿を仕上げて、ほっとしたのもつかの間。
「一体どんな紙に印刷すればいいのかな?」と、思っているかもしれませんね。
挨拶文は、式辞用の紙に印刷しましょう。
昔は、式辞用の紙に筆で皆さん書いていらっしゃったようですが、近年は印刷される方が多いようです。
勿論、達筆な方はぜひ筆で書いてくださいね。
ワープロで、原稿を書いて印刷される方は、こんな式辞用の紙があるので準備してください。
文房具を売っているお店には、大抵ありますよ。
楽天でも購入できます。
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印刷の仕方
印刷の仕方は、簡単です。
A4サイズ、紙は横置き、原稿は縦書きで作りましょう。
出来れば、原稿を書くときに読みやすいように改行するようにするとよいですよ。
印刷したら、継ぎ合わせて折り目を付けましょう。
原稿を読む練習のポイント
原稿を読む練習をするときのポイントは3つです。
・しっかり声に出して読む。
本番同様に、声に出して大きな声で読みましょう。
・読みにくい場所は、印を付ける。
読みにくい場所には、ルビをふったり、区切り(/)を付けるなどして、自分が読みやすいようにしましょう。
・抑揚をつけて、聞く人に分かりやすいように、そして自分の気持ちが伝わるように工夫する。
相手に最も伝えたい場所を強く読むなど、抑揚を工夫して読みましょう。
まとめ
今回は、高等学校の卒業式の答辞についてまとめてみました。
答辞の基本的な構成はありますが、あなたらしい言葉で、卒業への思いを伝えようという気持ちで原稿を書いてみてくださいね。
きっと、あなたの思いがしっかりと聞いている方に伝わると思います。
当日は堂々と。
そして、学び舎を巣立つ代表として、思いをしっかり述べてください。