こんにちは!ひ~ちゃんママです。
今回は民族民芸村の「売薬資料館」に行ってきました。
売薬資料館では、何を調べることが出来るの?
自由研究にどう生かせばいいの?
利用情報・アクセスを教えてください。
了解しました。
それでは、この売薬資料館でどんなことが調べることが出来るのか
自由研究にどう生かせるのか
利用情報やアクセスについて解説しますね。
そもそも、富山の売薬って何?
富山の売薬って富山県人にはおなじみです。
売薬=置き薬ですね。
富山県人の家にはどの家庭にもあるのではないでしょうか?
我が家にもしっかり設置してあります。
そして、年に2回売薬さんが来られて、中身を整理してくださいます。
我が家にもあります。
中身は色々です。
風邪薬や貼り薬、痛み止め、カット板など、ちょっとした病気やけがなどに必要な薬類が入っています。
今ではドラッグストアや薬局があるので、いつでもどこでもちょっとした薬はすぐに買いに行くことが出来ますが、昔はそうではなかったのですね。
薬を扱っているところが少なく、どの家庭にもこのような箱があって、ちょっとした風邪や腹痛、虫刺されやけがなどには、この薬箱が重宝していたそうですよ。
昔は、全国の多くの家庭に置き薬が、あったようです。
売薬資料館で調べることが出来ること5つ
この「売薬資料館」で調べることが出来ることは、次の5つです。
1 富山の売薬の歴史や特徴
2 薬売さんの仕事
3 売薬さんの薬作り
4 売薬のお土産、売薬版画
5 漢方薬から西洋薬への移り変わり
売薬さんの仕事
売薬産の仕事は、各地にある置き薬が置いてある家庭を半年に一度程度訪問して、使ってある薬の分の代金を回収して、また新しい薬を置いていく仕事です。
昔は、この柄のように大きな柳行李を包んだ大きな風呂敷を背中に担いで、全国を行商していたそうです。
現在でも、全国を回っている薬売りの方があられます。
そして、各地で活躍しておられるようです。
薬屋さんのお土産と売薬版画
富山の売薬産というと、昔はこんな紙風船をお土産に持ってきてくれました。
紙風船は子供用のお土産でしたが、その他にも有名だったのは富山の浮世絵だったそうです。
名所柄や役者芝居絵、暦絵などが多く制作されて、各家庭にお土産としておいていったそうです。
現在のおまけ商法ですね。
これは、紙風船にその当時の芝居絵を描いているものです。
現在のアイドルのポスターのようなものをおまけとしておいていたのでしょうね。
お得意さんには、もっと高価な物として、九谷焼の湯呑みや盃、若狭塗の箸などもあったそうですよ。
立山曼荼羅も持っていって配ったという話も聞いたことがあります。
立山のPRとして配ったと言われています。
今で言うと、パンフレットを配ってPRしているということですね。
そう思うと、売薬さんは富山の文化を広める役目も担っていたとも言えますね。
自由研究にするには
調べてまとめるためのポイント
この「売薬資料館」で調べることが出来ること5つがそのままポイントになります。
1 富山の売薬の歴史や特徴
2 薬売さんの仕事
3 売薬さんの薬作り
4 売薬のお土産、売薬版画
5 漢方薬から西洋薬への移り変わり
この5つのポイントをこの資料館で詳しく調べてまとめると良いでしょう。
また、この中からいくつかに絞って調べるのも良いと思います。
この資料館は、撮影が禁止ですので、メモや絵を描くなどの作業をするとよいでしょう。
そして、富山県は薬産業が今でも盛んな訳や、当時の売薬産の仕事の仕方、なぜこのシステムが今でも続いているのか等を調べると面白いですね。
その他の施設も調べることでさらに自由研究が深まると思います。
その他の資料館
その他に富山の売薬について調べることが出来る資料館がいくつかあります。
※売薬王国富山の成り立ちや発展が分かります。
〒930-0992
富山県富山市新庄町1-5-24
TEL 076-433-1684
火曜日は休業日です。
観覧料は一般200円
薬研体験 200円
※
〒930ー0055
富山県富山市梅沢町2-9-1
TEL 076-424-2310
見学無料
休業日:年末年始
今も富山の中心市街地で薬の販売をしている商店
反魂丹の製造販売をしている
〒930-0046
富山県富山市堤町通り1-3-5
TEL 076-425-1871
見学無料
休業日無休
これらの資料館もせひ訪れてください。
より深い調査が出来るでしょう。
売薬資料館の利用情報・アクセス
富山県富山市安養坊980
TEL 076-433-2866
拝観料 大人 100円 高校生以下無料
開館時間 午前9:00~午後5時まで
休館日 年末年始(12月28日~1月4日)
アクセス
タクシー 富山駅より来る前約10分
バス 富山駅前⑦から乗車
地鉄バス呉羽山老人センター行富山市民族民芸村下車
新桜谷町行き安養坊下車徒歩5分
まとめ
今回は、富山市民族民芸村にある「売薬資料館」についてまとめてみました。
売薬の歴史は古く、江戸時代から300年ほど続いています。
富山県は薬産業が今でも盛んですが、そんな県に生まれた事を誇りに思います。
ぜひ、この機会に富山の薬の歴史や売薬さんのことについて調べてみてくださいね。