散り桜のロケ地にもなった富山の薬の歴史が分かる金岡邸に行ってきた!

文化

こんにちは!ひ~ちゃんママです。

金岡邸って知っていますか?

あのV6の岡田くんが、主演を務めた映画「散り桜」のロケ地になった場所です。

また、結婚式の前撮りの場所としても、人気があるようです。

そんな金岡邸ですが、富山の薬の歴史がよく分かる古民家です。

今回は、この金岡邸に行ってきました。

金岡邸について紹介しますね。

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金岡邸ってどんなところ?

富山と言えば、薬!

富山県の薬の歴史は古く、なんと江戸時代から続いていることはご存じですよね。

そして、富山の薬業の特徴は、売薬という行商によるスタイルです。

その富山の売薬業に関する資料を中心にした資料が保存展示されているのが、金岡邸です。

金岡家の代々の当主は大変有能であり、様々な産業を手がけて成功しています。

また、富山県の産業の育成に大きく貢献したようです。

そんな金岡邸は、伝統的な贅を尽くした木造建築としても非常に素晴らしく、また残されている文化的な資産も多いです。

奥の新屋部分は、お花やお茶会、文化的なイベント、さらに結婚式の前撮りとしても現在でも多く利用されているそうです。

とても雰囲気があって素敵な場所でした。

散り椿のロケ地としても使われた理由がよく分かります。

金岡家の歴史

金岡家は、江戸時代の末期から薬を扱う店を営んでいました。

初代又左衛門は、政界にも進出するとともに電気事業にも貢献したそうです。

さらに、育英事業にも資材を投じたそうですよ。

立派な方ですね。

2代又左衛門は、第一薬品株式会社や現在の第一銀行を設立したそうです。

3台目又左衛門は、テイカ製薬株式会社や富山女子短期大学の設立、富山相互銀行の経営などを手がけたそうです。

富山県の産業を一手に成し遂げているように思えますよね。

5代目又左衛門は、現在のインテックを設立しました。

このように書き綴ると、金岡家の凄さを本当に感じます。

富山県の産業や教育の育成に本当に貢献されていることがよく分かります。

金岡邸の内部

金岡邸の内部は、大きく分けて薬業の資料館と、邸宅の建築物としての展示という二つに分かれます。

薬業の資料館

薬業の資料館は、富山の薬の歴史が非常によく分かる素晴らしい資料館です。

最初に出迎えてくださるのが、この人形です。

そして、背面に現在の収納箱の様にずらっと並ぶ薬箱に圧倒されます。

中に入っていくと、薬の成分や薬の製造方法、売薬業の仕組みの3つのカテゴリーに分かれています。

薬の成分の資料で、最も貴重なのはこのジャコウジカの剥製です。

世界でも珍しいそうですよ。

次に薬の製造の用具が展示されています。

特に、丸薬を作る機械は映像で説明もあって面白いですよ。

また、売薬業の仕組みについてもよく分かるように展示されています。

その当時の売薬産の格好や、持ち物などもあり、興味深い資料が沢山です。

 

邸宅の建築物

金岡邸の新屋は、玄関を入るとなんと15畳と18畳という広い和室があります。

迎賓の場としても使われたと言うことですが、明治天皇の巡幸の時もこちらに立ち寄られたと言うことです。

また、短冊展示の小さな部屋には、著名な方の和歌を詠んだ短冊が展示されています。

見ているだけで、文化の深さを感じます。

 

散り桜のロケ地

2,018年に公開された映画「散り桜」では、この金岡邸の玄関・庭・座敷で撮影が行われたそうです。

座敷から見る庭も大変美しく、日本庭園のよさが表現されています。

この庭で撮影が行われていることが、素晴らしいですね。

その他の県内のロケ地も、ぜひ巡ってみたいです。

利用情報、アクセス

利用情報
開館時間 9:30~17:00休館日  毎週火曜日及び年末年始見学料  一般(大学生を含む)200円児童生徒、70歳以上の方(年齢を証明できるものが必要です)、
各種手帳をお持ちの障害者の方及び付き添いの方1名は無料

団体割引 30名以上10%引き・100名以上20%引き

アクセス

自動車 富山駅から約13分

富山ICから約20分

富山空港から約25分

電 車 地鉄本線「東新庄駅」下車徒歩約5分

お問い合わせ

富山県民会館分館 薬種商の館 金岡邸

〒 930-09929

富山市新庄町1丁目5番24号

TEL (076)433-1684

まとめ

今回は、映画「散り桜」のロケ地にもなった富山県民会館分館 薬種商の館 金岡邸についてまとめてみました。

金岡邸は、富山の薬業の歴史が非常によく分かる施設です。

また、文化的な建物としても素晴らしいです。

ぜひ、金岡邸を訪れて見てくださいね。

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